『 うつ病の回復過程について~その2~』 前回はうつ病の発症から治療開始、そして絶対臥辱期についてお話しました。 絶対臥辱期とはなんぞや?という方は 前回の記事 をご参照ください。 ③ちょっと回復期 さて、絶対臥辱期を乗り越えて、薬のある程度体になじんでくると 自然と 「あ、そういえばごはん食べられるようになったな」 「今日は体起きて動けそうだな」 という段階に移ってきます。 とはいってもいきなり活動的な事ができるわけでもなく なんとなく「起きて、ご飯食べて、寝る」 そんな毎日の暮らしの中でちょっとずつ、、 テレビを見る、新聞に目をやる、スマホに触る・・・ そんな何気ない受け身的な活動がちょっとずつ増えてくる、程度です。 でも、寝ていてご飯を食べてトイレ行く、くらいしかできなかった生活の中に 少しずつ 「頭の中に情報を入れる余裕」 が出てきます。 これが、ちょっと回復してきた証拠。 ただし余裕はまだまだほんの少しだけなので頭の中で情報が上滑りします。 これはうつ病の症状の一つに 「前頭葉の機能低下」というものがあり、脳の働きが鈍くなっているためです。 画像の青いところが前頭葉ですね。 この前頭葉には 「ワーキングメモリー」 と呼ばれる 『記憶をちょっと仮置きしておく』 場所としての働きがあります。 このワーキングメモリーが弱っているので、 ・文章を読んでも、読んでるそばから前の内容を忘れてしまう ・話を聞いていても途中で何の話だったか分からなくなってしまう ・考え事をしているのにうまくまとまらない ・簡単な暗算等ができなくなる といった事が起きてきます。 これらの症状はいずれ 『脳の筋トレ、回復に必要な栄養+睡眠』 が できるようになれば、時間をかけて徐々に回復していきます。 ただし今はまだ③ちょっと回復期、です。焦ってはいけません。 この段階で脳に負荷をかけるのは、 骨折して松葉杖をしているのに全力疾走をする のと同じことです。 松葉杖をしている時には、転ばないように慎重に歩きましょう。 転んでけがを悪化させたり、手をついて指を骨折してしまってはいけません。 今は頭と体...
心理カウンセラーがメンタルケアに役立つ知識やテクニック、回復に向けて必要なサポート資源等についてお話をしていきます。 ちょっとくだけたテイストで、わかりやすくお話していきまっす♪